吉相の家を建てる吉相の土地

吉相の家を建てる吉相の土地

家相や住まいに関する風水は、外国由来ものや、古来より伝承されているものなどさまざまですが、このサイト「快適な家の作り方」では、現代の日本にに当てはまるものを中心に解説していきます。

科学的な裏付けの有無

 「東南の角地が良い」とか、「玄関が鬼門あるのが良くない」とかは、現代でもよく言われることですが、「○○の赤い布を‥‥」などになってくると迷信との境は微妙です。
さらいは、風水でよく取り上げられる「玄関の鏡」などは防犯に結び付けて考えると、現代では逆効果のこともあります。
 さて、家相の基本中の基本となると、間取りや内装、ましてやインテリアや調度品などは二の次で、まずは、「家がどこに建っているか」が一番大事なことになります。
 この家がどこに建っているかは、敷地を自然の地形や周囲の建物と照らし合わせた自然環境「地相」というべきものと、住む人の年齢・職業、家族構成などの「生活必需環境」との兼ね合いのバランスで考えます。
のどかな場所

土地選びの基本は生活のし易さ

たとえば、どんなに日当たりの良い場所でも、通勤に3時間かかるとか、お年寄りが上れないような階段の上とか、食料品や日用品の買物が困難な場所となると、定年後を趣味で過ごす方や、別荘には向いているものの、一般的には良い場所とはいえません。
また、幸せなスイートホームを夢見ている方にはいきなり水を差すようですが、生きていれば必ず世話になるのが「病院とお墓」そして老健と特養」も近くにあった方が便利です。

地形で良い場所を探る

 地相の一番目は国であり、二番目は海や山といった地形、三番目は気候や風土市街や郊外といった地理になります。
 最近の日本の状況を考えると、日本以外の場所に住むのも一考ですが、ここでは日本に住むことにして話を進めます。
 まずは地形の良し悪しですが、良い場所は「山や海や大きな川から離れた平坦地」です。
良い場所

山から一里、海から一里

地震や洪水などの災害時を考えてみれば容易に分かることですが、山からの土石流、海や川からの津波、崖くずれや台風などを避けるためには山や崖の上や下は勿論のこと、山のふもとも避けたいものです。
また、海からの津波は1mの高さで1km陸地に侵入すると言われています。実際には内陸に入るほど、陸の高さ(海抜)も高くなるので5mの津波が5km内陸まで入ってくるかどうか分かりませんが、4km程度は離れておきたいものです。
 ちなみに、昔海だった場所や砂浜だった場所も避けるにこしたことはありません。
山の場合も、山のふもとから4km程度は離れて用心するべきです。
また丘や山を始めとした高台では水道をポンプで上げているため、停電になれば一番先に水道が止まり、さらに災害が起きた時はバスなども止まるため、山の上り下りを強いられることになります。基本は、「山から一里、海から一里」の平坦地です。
山のふもとも、日当たりが悪いでけでなく、山が崩れることもあるので良くありません、 また、都会では山や河は少ないように思うかも知れませんが、この地相や家相では「ビルは山」、「大通りは川」と同じとして判断します。
マンションの横や幹線道度沿いは「凶」です。

曰く因縁のある土地は避ける

次に避けた方が良い場所は、墓地や刑場の跡地です。昔の馬捨て場だった場所など動物の墓地も避けた方がいいでしょう。迷信と言って気にしない方も多いのですが、売るときに買い手がなかなか見つからなかったり、それを理由に値切られたりすることも多いので何らかの理由で売りたくなったときに困ることになります。
高圧線の下も電磁波の影響の有無は差し置いたとしても、「高圧線からの雨だれ」の被害があるので好ましくありません。
眺めが良い場所も多いので意外に思うかもしれませんが、山や丘の上も平地に比べれば好ましい場所とは言えません。
高台では水道をポンプで上げているため、停電になれば一番先に水道が止まり、さらに災害にあった時はバスなども止まるため、山の上り下りを強いられることになります。