家屋の4大パワースポット

家屋の4大パワースポット

あなたはパワースポットと言う言葉で何を連想されるでしょうか、パワースポットに共通するのは人の心を癒し、疲れを取って元気にする場所だと言えます。ならば住まいの中にパワースポットのような場所を作りましょう。

住まいの中にこそ欲しいパワースポット

住まいが人間の心を癒したり疲れをとったりする場所ならば、大自然の中に広くて静かな場所を確保してそこに安全な家を建てることで住まい全体をパワースポットにできるかも知れませんが、費用や通勤を考えると実現は難しいでしょう。
では、疲れをとって心を癒して元気になるための必要最小限の条件を考えてみましょう。まず睡眠をとること、次に食事をすること、そして入浴することと排泄することの4つが主な条件になります。
そのための場所としては「寝床・食卓・風呂・トイレ」の4カ所が重要になります。
それならばどこの家にもあるではないかと思う方もいらっしゃることでしょう。しかし、毎日ぐっすり眠れ、ゆっくりと入浴出来、もりもり食欲が湧き、スッキリ排泄できている形は意外と少ないのではないでしょうか。
それどころか、起きた時に疲れが取れていない寝床、食欲の湧かない食卓、汚い風呂、臭いトイレで我慢している人の方が多いかもしれません。

4大パワースポットと効能


住まいの本質は人間の整備工場です。
家の中にいても、ふかふかの布団で休み、風呂で音楽聞いたり、ゆったりと食事をすることで、時間かけてマスコミで紹介された混雑しているパワースポットに時間をかけていくよりも余程リラックスできること請け合いです。
それでは4か所をどのようにしておけばパワースポットに近づけることができるのか紹介いたしましょう。

寝床

住まいで1番重要なことは安全に睡眠できる場所ということになります。
特に睡眠の妨げとなるのは近隣の騒音などですが、幹線道路がある場合は建物を分厚い鉄筋コンクリートで作り、2重窓などの装備を施す対策もありますが、振動まで考えると万全とは言えません。
これが確保できない場合にその住まいは住まいとしての機能が不十分なので賃貸であれ持家であれ引っ越しを考えるべきです。
このページでは寝床と書いていますが洋室にベッドであっても、畳に布団の場合でも共通して言えることは、安全で静かなことです。
次にベッドなり蒲団なりの寝具が乾燥している事と換気が出来ることが重要です。
また、寝室がパウダールームや書斎を兼ねている場合はできるだけパーティーションなどで寝床と仕切って睡眠を確保できるようにしたいものです。
寝床の条件をまとめると、
・安全で静かな場所
・寝具が乾燥している事
・換気ができること
・寝床が独立している事
以上に加えて、夜に眠りを誘う落ち着いた照明と、朝日の入る窓があれば充分パワースポットの要素になります。

食卓

食卓がパワースポットになるかどうかは、食事の内容よりも食事する時刻と食事のための時間をどれだけ取れるかにあります。
仕事の関係で朝ゆっくり食事時間を取れない方もいると思いますが、少量でも朝食を食べることで、体のエンジンをかけるきっかけになるので時間を設けたいものです。
食事をするときに1番大切なのは食べることに集中することです。
このため食事をするダイニングテーブルは円形よりも四角いテーブルを用意したいものです。
これは四角いテーブルの方が食事する人の視野に食事がメインに映るからです。
丸いテーブルは、周りの人の表情や動作の見えるためリビングでの歓談や集には非常に便利ですが食事するときには、気が散り易く「食べる事」に集中しづらくなります。
食事は食べるときに他のことに脳を使わず一心不乱に食べることで、よく消化され血となり肉となり食卓とダイニングが文字どうりパワースポットとなるのです。
食卓をダイニングルームや食堂にテレビを置かないのが最良ですが、置く場合は食事する人の深夜に入らないようにし、食事中はテレビのスイッチを切るように心がけたいものです。
どこのパワースポットと呼ばれる場所にもテレビはありません。
食卓の条件をまとめると、
・静かで食事に集中できること
・食事が視野に広がる四角いテーブル
・テレビや新聞を遠ざける
以上と、朝と昼は自然光が入り、夜は食卓の上の食事を照らす部分照明があればより美味しく見えます。

風呂

お風呂は「癒しスポット」であると同時に、体をキレイにしたり、血流の循環を整えたり体を整える場所でもあります。
そんなお風呂に欠かせない要素はゆっくりできることです。
休みの日は昼間からのんびり入浴できる時間をとりましょう。
ゆっくり入浴できる1番の条件は湯船の大きさが足を伸ばせる確保できることです。
もう一つ風呂場に大切な事はゆっくりと入浴するために風呂場には他のものを置かない様にしましょう。
洗濯関連のものから子供のおもちゃまで物置のようになっている風呂もありますが、他の部屋に置きましょう設けて、シャンプーや石鹸なども家族のものをずらりと並べるのではなく、入浴時に各自が持って入り風呂から上がるときには持って出るようにしたいものです。
良いお風呂の条件はは次の5つです。
・キレイに掃除されて目地にカビがない
・風呂桶や床に石けん垢ない
・余計なものを置いていない
・手足が伸ばせる
・明るすぎない

トイレ

風呂が癒しスポットならばトイレは一番のスッキリスポットであり、爽やかスポットです。
排泄は短時間ですが、一日の食事に匹敵する価値があります。 トイレが爽やかスポットであるための条件使いたい時にすぐ使えることです。
ところが、一緒に食事をして同じ時間に家を出る場合、トイレの時間も重なることが出てきます。
もし家族が多くてトイレが空くのを待ったり我慢するようでは爽やかさも半減してしまいます。
家族が多い場合はトイレを2か所かそれ以上設けられればベストです。
換気が悪いトイレも困ります。
トイレのニオイ消しスプレーも人数が多いとスプレー成分を吸い込むのが不安になります。
換気が良くない場合は換気扇の交換を検討してみましょう。
トイレットペーパーが無くなったり、ペーパーが破れるなどのトラブルもパワースポットになる以前の問題です。
できるだけウオッシュレットに代表される洗浄機能付き便座を使いたいのです。
また、換気を良くすると冬場は寒くなるので、暖房機能付き便座も忘れずに用意しましょう。
「待つ、臭い、汚い、寒い」とオサラバすることで、トイレは「お腹スッキリ、お尻さっぱり、体快適」の三拍子そろったパワースポットになります。
既存のトイレに取り付けられる洗浄便座も各社から発売されているのでDIYが好きな方はチャレンジしてみる価値もあります。
ポイントは、次の4つです。
・使いたいときに使える
・換気がされてニオイがこもらない
・洗浄機能と暖房付き便座
・掃除されている

パワースポットありましたか

パワースポットは人が癒されて元気になって、パワーを得たり新しいことを思いついたりできる場所であり、寂しい時によりかかるものが無い人や、周りに誰も居なくて助けてくれと言えない人が、体や心を託せる場所でもあります。
サラサラでふかふかのベッドと、シンプルで料理が良く見えるダイニング、キレイな風呂とトイレ、用意できそうでしょうか。
あなたの家にはパワースポットありましたか、もう少しでパワースポットにできそうですか、無理ならば引越しも考えましょう。