陽の当たる1階は大吉相

陽の当たる1階は大吉相

家相は間取りを対象に解説されることが多いのですが、間取りよりも大切なの住まいがどこにあるかです。住まいの「相」は向きや道路の他、敷地の周辺の環境も関わってきますが、二階家やアパートやマンションでは階層が一番のポイントになります。

気のパワーは大地から

都会ではアパートやマンションは上の階ほど日当たりや風通し、眺めも良いので人気が高く、買うにしても借りるにしても高いのですが、「気」から観ると、下の階の方が大地のからの影響を多く受け、上の階に行くほど大地の影響を受けにくくなります。
つまり、「いい場所」に建っているアパートやマンションならば、下の階ほど大地のパワーの恩恵にあずかれるのです。
植物が土の栄養分で育つように、大地のパワーは人間の健康や運にも影響を与えます。
では、悪い土地ならば上へ行けば行くほど影響を受けないと考える人もいるでしょう。
また、1階は外からのプライバシーや泥棒の侵入も心配かも知れません。 万一のことを考えてプライバシーや安全の不安を毎日我慢するのは困ると思うことでしょう。
しかし、防犯の観点から見て不安があるような場所や治安の悪い地域は「悪い土地」なのです。上へ逃げても一時凌ぎの策でしかありません。

災害時にも対応がしやすい1階

マンションやアパートでは下の階ほど火事や地震のときに避難しやすく、停電になってエレベーターが停止したときも出入りに不自由しません。
また、断水になったときも上の階に比べて水の調達が楽です。
しかし、水害時を考えると1階は浸水や水没の被害を懸念するかも知れませんが、ゼロメートル地帯や堤防より低い地域などに住むことが問題であって、水の出る場所には住まないことが基本です。 住まいというものは、自分が怪我をして階段を上がれないときや、天変地変や災害のときなど、万一のことを考えてこそのものなのです。

安全対策とプライバシーは良い土地選びから

では、外からのプライバシーや安全対策、陽あたりや風通しが良くないときの方策はどうするかですが、これは住まいが建っている場所の良し悪しになります。
一番良い方法は「いい場所」の物件を探すことです。
1階でも陽あたりや風通しが良い場所にある物件や、土台が少し高くなっているなどでプライバシーが確保される造りの建物を探すことです。
さらには、泥棒や不審者の少ない地域を選んだり、セキュリティのしっかりした建物を探すことです。
仕事や学校の都合でその地域を離れられないときは妥協して2階に住むのも対策の一つですが、「いい場所への移転」にはかないません。