吉相の家は玄関に鏡を置かない

吉相の家は玄関に鏡を置かない

鏡には気を跳ね返す力があるので、鏡を置くことで邪気を跳ね返して防ぐという説もありますが、鏡の象意は水なので、玄関には置かない方が良いのです。

玄関に「鏡」を置くと良いのか?

「玄関で開運」で玄関について書きましたが、風水では鏡について「邪気を払う」とか「運気を高める」と言われることが多く、玄関に鏡を置くことで、悪いものが入ってくることを押さえ、自分や家族のパワーが増すなどと解説されていますが、どちらも科学的な根拠はありません。
風水では、鏡を入口から入って右は「開運」、左は「金運」などとも言われますが、安易に玄関に鏡を置くべきではありません。
特に、一般の人が風水鏡や水晶玉を置くと災いの元にもなりかねません。
できることならば、「玄関には鏡を置かない」のがベストです。

玄関に置く鏡の種類と位置

もし置く場合は、玄関に訪れた人の視線が鏡を通して室内に届かないように気を付けましょう。
照明は映った人の顔の様子がよく分かるくらいに明るくします。
こうすることで、悪意を持った人が来たときには、その人に自分の姿を見せることで悪意を減らす役にも立つかも知れません。
ただし、玄関に太陽光が入る場合は、鏡に太陽の直射光が入らない配置にしましょう。
これが、太陽の光が鏡に反射して壁などの色を変色させる可能性があることと、反射光が燃えやすい紙などに長時間当たると火事の原因になる恐れがあるためです。
大事なことは、鏡を置く位置よりも家の奥が鏡に映らないようにすることです。

鏡は室内が映る場所を避ける

玄関に鏡を置くときは防犯上避けた方よい場所があることの方が大事です。
玄関から入って正面は避け、玄関から見えないはずの室内が映る場所も避けます。
複数の鏡やつながった鏡、合成鏡も良くなありません。鏡を複数置くのは避けましょう。特に、左右両方に対面配置するのは最も危険です。
また、鏡の置き方は立てかけるのではなく、壁にじかに取り付けます。
壁に取り付けられないときは、壁掛け金具などでがっちりと固定します。
間違っても、手で触れただけで外れるような置き方をしてはいけません。
また、左右の位置よりも、ドアや窓に対面しない位置を選びましょう。

迷ったら置かないのがベスト。

それから、鏡は「入口や窓の向かい側」と「入口や窓の横」に置かないようにします。
では、鏡を置くのに良い場所の向かい側や横が窓だった場合はどうすればいいのでしょうか。
答えは簡単、その場合は「玄関に鏡を置かない」ことです。
変な置き方をするよりは置かない方が良いのです。
むしろ、心が和むような海や山の絵やイラストを飾った方が無難です。
なお、玄関と鏡については、吉相の家の目安は明るい玄関と、魔除けと開運の鏡でも解説しています。