福を呼び込む門の7条件

福を呼び込む門の7条件

門を作るとき形や大きさに拘る人はいますが、門の位置や配置にこだわる人は少数派です。しかし、門こそは建物を建てる前に敷地の形や道路との関わりで門の位置を決め、それに合わせて建物の配置を考えるべきです。

門は道路と同じか少し高くする

門や敷地が道路より低くなっているのは大凶相です。 自分はもちろんのこと、家を訪れた人が門の前で倒れて怪我をしたり、走っている車が門の中に飛び込んで来たりすることも考えられます。
。また悪い気は下に溜まるので、道路を通る人たちの悪い気が道路より低い門から家の中に流れ込んでくることになります。
敷地の前が坂道になっている場合は道路と同じ高さか道路より少し高くなる場所に文を作りましょう。
敷地全体が道路よりも低くなっている場合は道路と同じ高さまで盛り土をするか、別の場所に移ることも考えましょう。

門の正面直線上に玄関を作らない

文を入ってまっすぐ進むと、玄関がある配置は一見便利なようですが、道路を通る人や門の外で待っている人に厳寒の中から厳寒の中が丸見えになってしまうので、出来る限り文の表面上に玄関が来ないようにずらすか玄関までの通路はL字形にするなどの工夫をしましょう。
これは防犯需要以外にも外からの邪気が玄関を素通りして家の中に入ってくることを防ぐ意味もあります。

門には必ず門扉を付けて内開きにする

門だけを作って門の扉をつけないお宅がありますが、来客が多く昼間は門を開け放しておく使い方をする場合でも、門の扉は必ず用意して閉めれるようにしてできれば夜間は閉めるようにすると邪気を引き込まないのでお勧めです。
災害時や騒動があった時には門扉があれば防犯上も安心です。
なお、門の扉は必ず内開きにします、外開きにした場合、外側にいる人や車にぶつかるだけでなく、門扉の外にモノや車を置かれたときに扉を開けて外に出ることができなくなってしまいます。

他家の門と向かい合わせない

道を挟んだ反対側に家屋や建物がある場合、その門と自宅の門が真っ正面で向かう合わせにならないようにします。これはマナーでもありますが防寒対策でもあります。
また門の接する道路を挟んだ反対側に神社や寺院がある場合自宅の門を正面に設けないのは当然ですが、神社や寺院に出入りする人たちから自宅の門の中が見えないようにすることも考えましょう。

T字路の場合は門をずらす

敷地がT路に接している場合、その道路面に門を作る場合はT字の接合部に門を作るのだけは避けましょう。
道を歩いてくる人たちから文の中の様子が丸見えになり、防犯上よくないのは当然のことですが。それ以上に直進してくる自動車が門の中に飛び込んでくることがあるかもしれません。
また、左右から来た車が向きを変えて直進するときに加速すれば、排気ガスも門の中へ入ってくるため、感じの良いものではありません。
さらに、道路は「気」が流れる場所と言われ、道路を流れる気は清浄ではない「不浄で荒れた気」のため、その流れを門で受けないようにしましょう。

門は敷地の角に設けない

2方向が道路に接している角敷地の場合、よほど大きな敷地を除いて角に門を作らずにどちらか片方の道路に門を作りましょう。
敷地の角に門を作ると、どちらの道に行くにも便利なようですが、曲がってくる車や通行人のことを考えると、住んでいる人にとっても門の前を通る人にとっても危険です。
なお、門を設けないもう一方の道路に別途に車庫や裏口を作るのは問題ありません。

門を設ける方角は辰巳と戌亥が良い

門を設ける位置や方角は建物からみた方角ではなく、敷地の形からみた方角になります。
注意することは変形敷地の場合で、四辺が直角で無い敷地の場合は敷地に収まる長方形で一番大きいものを方位を計る敷地とし、その中心からみた方位となります。
敷地の鬼門(東北)や裏鬼門(南西)に門を作らないのは当然ですが、正中と呼ばれる東西南北の中心線上も避けた方が良いとされています。
また、南は日照の中心となるので門にするのは勿体なく、住む人が陽光を充分楽しめる庭や縁側、テラスとして使う方が効果的です。
これらを踏まえるとおのずと門の良い位置は吉相門の位置と言われる辰巳(たつみ/東南)と戌亥(いぬい/西北)となってきます。