生姜焼きや和風パスタに使えるピリ辛生姜醤油ソースの仕込み方

生姜焼きや和風パスタに使えるピリ辛生姜醤油ソースの仕込み方

醤油味の和風パスタを自宅で作りたいとき、生姜焼き肉タレを代用に使って作ることもできますが、ナスやキノコなどの野菜を中心にした料理に使う場合はニンニクの風味がキツく感じることも多いので 、ここではニンニクを使わない万能タイプの生姜醤油ソースの作り方を紹介します。
お子様が小さい場合はタカの爪を減らしたり、焼き肉が多い場合はニンニクを加えたり、焼き鳥やローストチキンの場合は水あめを加えたりと、アレンジしてご利用ください。

ピリ辛生姜醤油で和風パスタを作るには

ピリ辛生姜醤油ソース使って和風パスタを作る場合は、ナスなどの季節の野菜をフライパンで軽くソテーしてからこの生姜醤油をかけて軽くなじませ、バターをひとかけら入れて、茹で上げのパスタを加えてから軽く塩で味付けをしてフライパンを数回アオればできあがります。
具材はしめじなどのシイタケ類、ベーコンやチキンなどの肉類など各種の食材と合わせることができるます。
※アオるとは、フライパンを勢いよく手前に引くことでフライパン内の材料を上に上げて回転させて混ぜることです。難しい場合は菜箸でグルグルかき混ぜてもかまいません。

材料

生姜醤油の仕込み方画像01
生姜(剥いたもの):150g
玉ねぎ(剥いたもの):150g
リンゴ(剥いたもの):150g
薄口醤油:600cc
本みりん:400cc
酒:200cc
鷹の爪(種を除いたもの):4g~8g
仕上がりは1300cc前後です。
ちなみに、1人前のパスタに使う量は20gから40gです。
なお、この材料にはニンニクが入っていませんが、これは野菜だけを使ったパスタなどをあっさりした味に仕上げるためです。
また、この生姜醤油は定食の定番メニュー「豚肉の生姜焼き」にも使えますが、ニンニクの好きな方の場合はおろしニンニクを加えて作るとコクを出すことができます。

リンゴと玉ねぎ

ピリ辛生姜醤油ソースに必要なものは生姜です。
まずは生姜を皮をむいた状態で150gを用意します。
皮をむいた生姜は繊維を切るようにして薄くスライスしておきます。
次に、りんごと玉ねぎもそれぞれ皮をむいた状態で150g用意します。
生姜醤油の仕込み方画像02
さらに、ピリ辛仕立てにするためのタカのツメはホール(丸のまま)を用意して中の種を出したものを4~8g用意します。

生姜醤油の仕込み方画像03
ベースとなる醤油はできるだけ薄口醤油を用意します。
これは調理した後のパスタや具材の色が濃くならないようにするためです。

酒とみりんは123の整数比

醤油以外に用意するものは酒とみりんですが、一食あたりでは大量に使う物ではないのでできるだけ本みりんと醸造酒を使いましょう。
みりん風味調味料と合成酒で作った場合とはかなり味が異なります。
材料が揃ったらまずはスライスした生姜をミキサーに入れ、みりんと酒を加えてドロドロになるまで充分にミキサーを回します。
生姜醤油の仕込み方画像04
生姜醤油の仕込み方画像05
次に皮をむいたリンゴと玉ねぎをミキサーに入れ、鬱口醤油を加えてこちらもドロドロになるまで充分にミキサーを回します。
生姜醤油の仕込み方画像06
生姜醤油の仕込み方画像07
このとき大事なのは醤油と酒とみりんの比率です。
この例では醤油3合、みりんが2合、酒が1合です。
和風の調味料を混ぜて使う場合、美味しいバランスというのは1対1とか1対3とか整数比になることが多いのです。

火入れは沸騰させないで弱火でコトコト

タカのツメを除いた材料をミキサーで混ぜ合わせたら鍋に入れて、種を取ったタカのツメを加えて頭させないように沸騰寸前で火加減をしながら弱火で火入れをします。
生姜醤油の仕込み方画像08
タカのツメが4gから8gと幅があるのは辛さの好みに合わせるためと、タカのツメを取り出す時期に合わせて加減するためです。
生姜醤油ソースは冷えてから冷蔵庫で保存しますが、タカのツメを入れっぱなしにしておくとどんどん辛くなるので、冷蔵庫に入れる前に取り出すようにします。
生姜醤油の仕込み方画像09
冷めたらタカのツメを取り除き適当な容器に入れて冷蔵庫で保存します。
なお、冷蔵庫で保存できるのは1~2週間が目安です。